ホワイトニング
ホワイトニングの主な有効成分は、過酸化水素10~35%です。過酸化水素が歯の内側から、着色汚れの成分を分解することで、白い歯になります。
施術に際して、痛みはほとんどありませんが、多少染みるような刺激を感じる場合があります。知覚過敏のある方、虫歯や欠けた歯がある方、妊娠・授乳中の方などは、避けたほうがよいでしょう。
抗生物質による着色歯や、象牙質・エナメル質の形成不全による着色歯などで、もとの歯自体がしま模様になっている場合には、全体的に均一に白くすることはできません。
そのような場合には、セラミックを用いることで歯を白くすることが可能です。
オフィスホワイトニング
歯科医院で行う漂白の場合、自宅で行うホワイトニングよりも、より濃度の高い薬剤を使用し、光による化学反応で効果を促進するため、早く白くすることができます。
歯科専用のホワイトニング剤を塗布し、光で化学反応させ、歯を漂白する方法です。
通常、1~3回程度の通院で、白くきれいな歯になります。処置中や処置後の痛みや不快感は、ほとんどありません。人によって施術後、少しの間しみる感じが気になる方もいます。
当院で使用しているのは、アメリカで話題の最新のビヨンドホワイトニングシステムです。
歯の汚れの除去から歯のホワイトニングまでにかかる時間は45分間程度を目安としています。
また、ビヨンドシステムは従来のホワイトニングと比較しても、疼痛感が非常に少ないことでも知られているシステムです。
よりきれいな白くて美しい口元は、どんなときにも好印象です。
ホームホワイトニング
お口に合わせたマウスピースを歯科医院で作成し、自宅で、マウスピースにホワイトニング剤を注入し、歯に装着して歯を白く漂白する方法です。
1日2時間程度の使用を毎日続けると、1~2週間くらいで効果を実感できます。
オフィスホワイトニングと比べると、薬剤の濃度の関係上、漂白効果が現れるのに時間がかかります。ただ、じっくりと歯を漂白していくため、ホームホワイトニングのほうが、より効果が持続する傾向があります。
当院で使用しているのは、NITEホワイト・エクセルです。アメリカで最もポピュラーなホワイトニング材です。このシステムは日本で初めて厚生労働省の認可を受けたシステムで圧倒的な支持を得ている最もシェア率の高い製品です。
NITEホワイト・エクセルの主成分は過酸化尿素です。またこのシステムは後戻りが少なくより長く効果を持続することができます。
NITEホワイト・エクセルを用いたホームホワイトニングは後戻りが少なくより長く効果を持続することができます。
ウォーキングブリーチ
虫歯の治療で神経を抜いて、黒ずんできた歯の黒ずみを取ることができるのがウォーキングブリーチです。
ウォーキングブリーチは、神経を取った後の穴に過酸化水素と過ホウ酸ナトリウムを混合したホワイトニング剤を注入し、徐々に歯に浸透させるという方法のホワイトニングです。
週1回ホワイトニング剤の交換し、3~8回程度行えばある程度の白さが得られます。神経を取った歯を削ってかぶせないで白くしたいという人におすすめの方法です。右下の部分はホワイトニングの効果のないところです。
歯を白くしたいとお考えの場合は、各ホワイトニング法のメリット・デメリットを考慮し、納得のいく方法で歯を白くすることが大切です。
金属やレジンの詰め物、かぶせものには、効果がありません。ホワイトニング後気になる場合には、白い歯科材料・セラミックに取り替えることが必要です。
当院では、お口全体の状態と、ご希望に配慮して適した処置を行っています。
ホワイトニングで得られる効果以上の白さをご希望の場合には、セラミックを使用して歯を白くすることをおすすめします
治療費用
オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング | 併用 | ウォーキングブリーチ | |
費用 | 1回目 26,250円 2回目以降 15,750円 |
31,500円 | 52,500~105,000円 | 10,500~21.000円/1歯単位 |
回数 (期間) |
1~2回程度 | 2~6週以上 | 2~4週 | 3~8週以上 |
効果の早さ | 1回45分程度 | 効果の発現まで時間かかる | 早くもっとも安定している | 効果の発現まで時間かかる |
着色歯など変色が濃いものについてはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する必要があり治療期間もかかります。
あまり着色が強くない場合でも、併用したほうが、あと戻り(再着色)や効果の持続がより長くなります。
ホワイトニングについて説明やカウンセリングを随時行っております。どうぞお気軽にお問い合わせください。